和術慧舟會駿河道場
芹澤健市インタビュー2
Q. いつプロに昇格したんですか。
芹澤: 30歳です。26歳から遊びでやってて慧舟會を名乗ってから10年近くですか。プロになってからは6年です。 格闘技暦はもう20年以上・・・遅いデビューでしたがいつのまにって感じで今に至ってます。とにかく時間が早かったですね。
Q.芹澤さんが沼津にいた頃の仕事と練習生活はどんなだったんですか。
芹澤:普通に会社員で昼間は働いて夜練習する今の会員さんと同じ環境でした。当時は今のような環境も教えてくれる指導者もなくビデオや雑誌を見て練習をしていました。少年レスリングの指導や極真空手もやっていて時間の無い中で合間に練習したり市民体育館での週一回の練習が楽しみでした。初めて出たアマチュアの総合の試合がたまたま慧舟會で今思うと運命的というか自分が活きる選択をした一歩だったと思います。その時にGCMの久保社長に東京に来てプロを目指さないかと言われました・・
重い話になりますが当時結婚してまして当たり前ですが家庭を理由にお断りした所、じゃあ沼津支部で活動すれば?みたいに次の月の格闘技雑誌に慧舟會 沼津支部設立!と勝手に載せられちゃいまして(笑)今になると濃密な時間を経験しましたし、もしこれがなかったら言い訳しながらホントは俺は・・みたいにいじけて生きていたと思います。東京に行くきっかけは挫折と失敗です。
離婚もそうですし仕事を辞めて公私共に最悪が重なった時期でした。元々黙って我慢してるサラリーには疑問でしたし実際余計な事言っちゃうんですよね。我慢できる人や諦めてロボット化してる人が羨ましかったですね、逆に(苦笑)。自分がそうなっている事にすら気づいてない人もいるし‥。いろんな仕事をしましたが円満退社ってヤツは一回しかないです。確かなものも実績もなかったのに常にこれでいいのか?って考えるばかりで頭でっかちでしたね。今は失敗したとわかった事は多いしこうって笑って話できるようになったはその失敗を活かして少しは成長してるからじゃないですかね?
Q.駿河道場を常設するにあたってメリットは。
芹澤:正直、道場の事を抜いて言えば人口も減ってて街も元気が無いし・・・常設出すような計算は出来なかったけどいろんな人が協力してくれて・・・自分で計算していたのより予定外の早さで決まりましたね。その分バタバタもありますが。それに地元在住のプロが出たのが大きいですね。私が留守中ずっと駿河道場を支えていた山崎選手。新鋭の山下選手。最近は室伏選手が圧倒的強さでアマチュアトーナメントを優勝してプロに昇格しました。もう東京じゃないとプロ目を指せない訳じゃないし十分環境も素材もあるし、沼津で始まったものだしそれを大きくしたい
のは必然的でしょう?毎日練習できて設備も整えて看板だせば選手や会員もやる気になるだろうし第二、第三の逸材も出てくるかもしれない。施設借りてサークル的には限界があるだろうし・・それとこの街の状態は見ていられないですね。少しでも活気が出ればいいなと。
自分の田舎を無力ながら盛り上げたいと思えるようになりました。
Q. 東京に行ってなにがかわりましたか。
芹澤:考え方。いかに考える力がなかったかと。日本中、世界中からいろんな奴らが集まって刺激になったのは勿論ですが沼津で30年間生活していたのがあまりプラスじゃなかったんだなと確信しました。私をうまく成長させてくれる人も
コントロールできる人も殆どいなかったですね。今でも精神的に影響受けているのは極真の大石大悟師範だけですね。あとは師範を支える先輩方には勉強させてもらってます。東京での生活は5年位しましたが30年間くすぶっていたものや、マイナスを全てひっくり返せましたね。今は周りの雑音も気にならないし復讐もどうでもいいやって感じです。いい意味で好き勝手に生きてます。
Q. 沼津に帰ってきて感じたことはありますか?
芹澤:言い方良くすれば大人しいですけど自分の言いたいことや主張を表現するのが下手ですね。こんなこと言ったら不味いかな? みたいないい意味じゃなく人の事ばかり考えてなにも動けない。知らない物には壁作って。知らないからなんだろう?じゃないんですよ。
Q. 沼津でやりたいことは? 芹澤:ここに来る人はなんでも楽しめるような思考にしたい。
それにするには勿論厳しさも必要です。男も女も子供も年寄りも、警察もヤクザもこの場所に来たらただの一会員。どんな人間もいい影響を及ぼすプラスを持っています。それを引き出してあげたい。道場?GYMって言っても練習だけじゃなく暇だからテレビ見に来たとかしゃべってるだけでもいいと思っています。練習だって強制じゃないし疲れたら休んでくださいよ、楽しくなるまでやんないでって感じですが最後に頑張るのは自分ですからね・・締めるところは締めないとね。
そうゆうの判る人、大人も子供も関係なくだらしない人はいくつになろうと馬鹿ですから精神的、社会的な進歩もして欲しいです。 楽しいたまり場にしたい、そこにいろいろな人がいたらおもしろい。だからこそ最低限は守って欲しいですね。
強さを求めるならまたやり方は違うのでそれなりの努力はしてもらいますしさせます。
Q.これからの駿河道場の方針や道場生への思いや期待はありますか
芹澤: まず楽しんでくれと。まずそれがないと次がないですね・・・私は根っからサラリーじゃないんで思いますが金払ってるんだし元取れよと。 自分の居易い場所を自分で考えて作ってくれと・・欲の無い人間じゃ駄目だけど楽しみたい、上手く、強くなりたいって欲が有れば考えれますよ。こちらも皆さんが楽しめるように努力しますがこの地で初めてのことなので不手際もあるし手探りなんでみんなで作っていきたい。その時は発言、助言してくれと。こっちの人は大人しいからそこだけ心配ですが自分の居場所を良くする為にお願いしたい。あとはこれも当たり前の事なんだけど挨拶や礼儀、元気良くとか自分の考えを口に出せるようにとか小学生みたいな事だけど大人も子供も関係無く。今の人はこれが欠けているから・・みんなで成長して欲しい。これは私も含めてです。
Q. シンプルですが欠けてるかもしれませんね・・・
芹澤:でもプロになりたいとか、ダイエットしたいとか目的がある人はそれなりに努力や忍耐が必要ですよね。やっぱ楽して美味しい物は喰えないですよ。今までの日本・・沼津なんかまさに「ヌルイ」んですよ。人も土地も。あと信念か・・やるのは自分だし最後は自分なんですよ。やり方は教えますが肉付けしたりやるのは自分でしてください。なんでも当たり前じゃなくて考えて、行動して生きて欲しいですね。
Q. では最後に一言。
芹澤:楽しんでください。モジモジして人が声掛けてくれるの待ってるよな?依存しないでくれと。とにかく見て聞いて、口を開いて行動しろと・・いろんな活用方がここには転がってますよ。いろんな意味で強く、豊かになってください。